未来を失くした天使
〜 Lost Future Angel 〜

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愛也加(あやか)の最後は保育園のベッドでした。

幼くして未来を失くした、私の大切な天使…
乳幼児突然死症候群(SIDS)と窒息死(事故)の境界線…

その真実を解き明かすために闘った記録。

勝訴判決 - その後



【平成18年9月4日】

いつも愛也加を応援して頂いております皆様へ。大変ご迷惑をお掛けしております。

高裁判決は私たち両親が訴えてきた主張が認められた大変画期的なものでしたが、私の気持ちは全く晴れません。

これまで長期化する裁判が一日も早く終わることを、心から待ち望んでいましたが、

いざ終わってしまった今も生活に何の変化もなく、このままでいいのかと落ち着くことがなく、

残された課題がまだまだあると実感しております。

高裁判決が終わった後の6月の出来事から、それに対する誠意のない相手側の対応。

7月14日、愛也加月命日の担当保育士とのやり取りや、次の日15日の保育士との約束。

8月6日全国保育合同研究集会での様子、8月10日乳児保育園園長との出来事、そしてお盆入りから、送りまで・・・

短期間の間に私にとって重大な出来事が沢山起こりました。

全てをHPに書き記し、自分の記録として残しておきたいと言う気持ちと、

もうこのまま終わってしまった方がいいのだろうか?と言う迷いが交差しております。

私はこのHPに触れることで、愛也加と携わっていると言う気持ちになるので、

このまま続けたいのですが、いつまでも続けるのはいけないのかな?と何度も自問します。

私にはどうすればいいのか答えが出せません。

全ての保育施設において、事故を防止し、子どもの未来を守って欲しいとの願いは強いので、

今後も活動を続けていきたいと思っております。本当にご迷惑をお掛けして申し訳ございません。

答えが出せるまでお時間をいただきたく思います。

何かアドバイスなどありましたらお知らせいただければ幸いです。何卒宜しくお願いいたします。

愛也加の母




【平成18年7月22日】

2006年8月5日(土)〜7日(月)までの3日間、全国保育団体合同研究集会が埼玉県内で開催されます。

8月6日、立教大学・新座キャンパスにおいて分科会が開催され<特別分科会>“保育施設での事故から考える”の中で
私から皆様へ、全てをお話しさせて頂くことになりました。

杜撰な保育園で保育士の安易な行動から引き起こされた死亡事件、事件後も真実を隠し、
虚偽の証言を繰り返す保育園と保育士に対し、死亡の原因究明を求め、裁判を起こし、
そこでも保育士は保育園と自分の保身のために虚偽証言を続けました。

これまでの経緯と、全国の保育士さんに、今一度保育での注意点を考えて頂ければと思っております。

なかなかHPの更新が出来なくて申し訳ございません。今、保育集会の準備の為、余裕がありません。

この分科会が終わり次第、福岡高裁の判決文や、判決後の保育園と保育士の対応など、HPへ掲載したいと考えています。

今しばらくお待ち下さいますよう、宜しくお願いいたします。



【平成18年5月27日】

何度もの判決延期がありましたが、無事に判決を頂くことができました。

一審判決を支持し、保育園側の控訴は完全に棄却され、再度、愛也加勝訴の判決を頂くことができました。

この判決を保育園側が真摯に受け止め、同じ過ちを起こさない保育環境とへと改善してくれる事を願っています。




【平成17年6月1日】

保育園側の提出期限は、前回も書いた平成17年5月23日だったはず・・・しかし昨日、反論文が裁判所へ提出されました。

最後の最後まで、裁判所の決まりさえも守られませんでした。もしかすると、次回の結審も延期かな・・・




【平成17年5月24日】

前回の報告でも書いていたように、今回の結審が延期した理由として、
保育園側が「5月9日まで時間を欲しい」という申し出が認められた事からでした。

「時間が欲しい」=「私達が出した最終準備書面を読んで、反論を出したい」という事です。

裁判官は、その申し出を認め、「それでは5月9日まででいいですか??」と、念を押して聞かれると、


「あ・・・じゃ・・・あと1週間ください・・・、あと1週間ください」と言い、

裁判官は、

「・・・それでは5月23日までに必ず提出して下さい」と述べられました。

そして昨日、裁判官が指定された日、5月23日でした。

しかし、保育園側からは何も提出がありませんでした。

裁判官が言われた期日までに提出がなかったと言うことは、私達の最終準備書面(主張)に対して、
保育園側の反論は無かったという事になります。

これで本当に次回が結審となる予定です。

皆様、最後の最後まで、私達を見守っていて下さい。お願い致します。




【平成17年5月12日】

やっと控訴審が終わろうとしています。平成17年6月8日で、すべてが結審します。

一審の裁判には出てこなかった別の保育士が、「第一発見者」として名乗り出たり・・・
なぜ今更なの?なぜ一審の時は名乗り出なかったの?
一審の時は、M保育士が第一発見者で・・・云々・・・と証言してきたでしょう・・・
それは全部、「ウソ」だったって事ですか?最後の最後まで「ウソ」で作り上げるつもりですか?

でも私達には見えていました。

控訴審になって、大きく変わっていく保育園側の証言。
その度に、「またか・・・」、「またか…」という気持ちでした。
これまで、多くの「不審な証言」があった裁判の中で、私たちに、何を信用しろと言うのか・・・裁判長や裁判官の方々は、
保育園側の度重なる「不審な証言」と、「二転三転する証言」を採用してしまうのだろうか。
そんな事があって良いのだろうか・・・

でも私たちは信じています。裁判長、裁判官は、ちゃんと見ていると。

私たちは、これまで何かと振り回されてきました。
私たちは全て、正当な内容だけを証言、提出してきました。
その結果、今の控訴審判決はどう下されるのでしょうか。

これまで愛也加のホームページに訪問してくれた、16万人の方々、途切れることのなかった応援メール。
告知もしていなかったのに、添付ファイルで送られてきた署名。

どんなに感謝したか、感謝しても、しきれないほどの勇気と希望を下さいました。

そんな皆様へ、どうしても良い結果をご報告したい・・・
皆様の応援と、私のこの気持ちを最後まで持って、そして愛也加を胸にシッカリと抱いて判決に望みたいと思っています。

残すところ、あと少しとなりました。
どうか皆様、最後の最後まで見守って頂けますよう宜しくお願い申し上げます。



【平成15年11月】

証人尋問は終了しました。傍聴にお越しいただきました方、本当に有難うございました。

平成15年11月26日-証人尋問(傍聴あり)が行われます。
福岡地方裁判所の裁判(一審)で、愛也加を「うつ伏せ」にし、
異常を最初に発見した第一発見者として証言台に立っていた担当M保育士でしたが、
現在の福岡高等裁判所で行われている裁判(二審・控訴審)で、
「第一発見者は、一審の時とは全く違う、別の保育士であった」と内容が大きく変わりました。

今月の26日に行われる証人尋問で、一審の時の第一発見者、担任M保育士と、
二審で新たに第一発見者として名前が上がった保育士の二人が証言台に立ちます。

このホームページで報告している一審の内容と大きく変わっています。
詳しいことは、まだ公表できませんが、是非、皆様も傍聴にお越し下さい。
まだホームページ上では公表できない、二審の大きく変わった内容がお分かりになると思います。

これまで一審の裁判では、事故当日泣きじゃくる愛也加をうつ伏せにして観察を続けず、
その場を離れ目を放したM保育士。
「愛也加の泣き声が止っているのに気付き、「もう寝たのかな?」と思い、それならば仰向けに返そうと近寄ったところ、
そこで異常を第一に発見した」と言っていたM保育士でした。

だからこそ、一審裁判中も証人となり
『嘘、偽りを申しません』と裁判長の前で宣誓をして証言台に立ったM保育士でした。
しかし二審が始まると、保育園側はとても信じ難い事を言い出して来ました。
「実はM保育士よりも先に愛也加の異常に気付き、
”先生!”と叫んだ第一発見者が他に居た」とする、もう一人の保育士が出現したのです。
私は、またいつもの事(嘘)か…と思ったのですが、「私が第一発見者です」と言い出した保育士は、
事故当日の内容を書いた陳述書を提出しました。
裁判官も「無視は出来ないでしょうから、証人として出てもらいましょうか」と言われ、
もともと第一発見者だったM保育士と、今回第一発見者となっている保育士の二人を、
同日(H15年11月26日)に尋問することになりました。

傍聴可能な方、宜しくお願い致します。そして今後とも、どうか見守って下さい。



【平成15年8月】

現在、福岡高等裁判所にて控訴審が続いています。
皆様へ現在の経過を早くお伝えしたいのですが、現時点では内容公開が可能な状態ではありません。

全てが落ち着いた時には、必ずお伝え致します。

今後とも、見守って下さい。宜しくお願い致します。



【平成15年5月9日】

今日、控訴審(第一回口頭弁論)が、福岡高等裁判所で行われました。
保育園側は、一審判決を全面的に認めない旨の控訴理由を出してきました。

これまでの事実が判明し、その上でくだされた判決を認めようとしない保育園側には、正直、もう言葉がありません。

今回、保育園側は控訴しましたが、私達は控訴した保育園に対し付帯控訴はしませんでした。
もし、付帯控訴をしたところで得るものがあるとすれば、それは損害賠償の金額が増えるだけなのです。

私達は、決してお金が欲しいわけではありません。
正直、お金は1円も欲しいとは思いません。ただ、”真実”だけが欲しいのです。
そして第一審判決で私達が求めてきた事実が全面的に認められ、もう、それ以上のものを求めるつもりは全くありません。

皆様へ
これからもどうぞ、見守って下さい。宜しくお願い致します。



【平成15年2月12日】

長崎県佐世保市・社会福祉法人・光の子福祉会・光の子保育園と担当保育士が、
今回の判決に対し平成15年2月3日付けで福岡高等裁判所に控訴しました。

愛也加は、やっと天国にいけるはずでした…今は、言葉が見つかりません。
皆様へお約束した「報告」ですが、もう少し待って下さい。お願い致します。



【平成15年2月3日】

昨日、私達の弁護士から電話がありました。

内容は、「保育園側の弁護士より連絡があり『花束は保育室に飾らせて頂きました』との事でした」と…
保育園へお電話をし、お花を飾って頂いた事へのお礼を言いました。

今日も改めて先日聞いた、佐世保市からの指導(父兄の保育室への立ち入り禁止)について聞きました。

すると、理事長の娘は、”保育室への立ち入りを禁止されている”という程のものではなく、
”保育園それぞれのやりかた”だという事を言いました。

先日、私達が聞いた事は何だったのでしょうか…この問題は、この先も長く続くようです。



【平成15年1月31日】

今日の朝、私達は保育園へ行きました。
目的は、愛也加が亡くなった保育室に、小さな可愛い花束を置いて頂く為でした。
ご迷惑がかからないように登園時間を過ぎた頃、本当に可愛い花束を作って持って行きました。

しかし、理事長の娘に言われました。

『0歳児室に父兄や一般人が入室する事を、佐世保市と保健所から禁止するよう指導がありますので、入室はできません』と…

私は、「保育室の入室が無理なら、せめて私の気持ちですので、花束だけは飾ってください…」と、お願いしましたが
『衛生的な問題がありますので、保育室に飾るか、どこに飾るか検討します』と、言われました。

私は、佐世保市役所と保健所、佐世保市内の認可保育園に問い合わせをしました。
回答はやはり、保育園の言い分とは、かけ離れたものでした。

「保育園の理事長の娘が言ったような事実はありませんでした」

控訴を検討しているという保育園側が、この期におよんで「嘘」をつく・・・
私達はいつまで保育園の嘘に振り回されるのでしょうか。

同時に、今日、警察署へ行きました。
『乳幼児の突然死』 の捜査にあたり、「今回、嘘の証言がそのまま調書として作成されてしまった事」や、
「今後、万一、乳幼児の死亡が起きてしまった場合は、状況を徹底的に調べて頂きたい…」
と、お願いしてきました。

刑事さんは、今回の勝訴判決を既にご存知でした。
そして、快く聞き入れて頂き、「今回のお話は他の刑事にも伝えていきたい」とおっしゃって頂きました。

応援していただいている皆様には、今後も報告を続けていきたいと思っています。今後とも、宜しくお願い致します。

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