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愛也加（あやか）の最後は保育園のベッドでした。
幼くして未来を失くした、私の大切な天使… |
乳幼児突然死症候群（ＳＩＤＳ）と窒息死（事故）の境界線…
その真実を解き明かすために闘った記録。 |
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乳幼児突然死症候群-SIDSとは
SIDSとは、あくまでも除外診断です。全ての突然死がSIDSではありません。生後まもない赤ちゃんの突然死を定義に基づいて、「乳幼児突然死症候群・SIDS」と言います。
元々、その定義とは、「それまでの健康状態および既往歴からその死亡が予測できず、死亡状況および剖検によってもその原因が不詳である乳幼児に突然の死をもたらした症候群」と、されています。
果たして全ての「SIDS診断」を信じてよいのでしょうか？
何故なら、これまでに多くの乳幼児がSIDSと診断され、亡くなっているにも関わらず、その亡くなる瞬間を見たことのある人が、この世の中には一人もいないのです。
例えば、赤ちゃんが柔らかい（顔が沈み込む程の）布団に「うつぶせ」で寝かせられ、体の上には布団をかぶり、そのまま放置されると事故発生の確率は十分に増えます。
その事を確実に認識している保育や、医療に携わる専門家でも同じような死亡事故を起こしてしまう事があるのです。
そこで行われるのが「司法解剖」です。でも、何の為に司法解剖をするのでしょうか。
司法解剖とは、死因を明確に判断する為のものではないのでしょうか。
その乳幼児の死因を「外因死（事故）」又は「内因死（病気）」と判断するために、司法解剖をするのではないでしょうか。
しかし乳幼児の解剖は、窒息死とSIDSの病理的な所見がほぼ同じであり、特別な所見がない限り、窒息とSIDSの区別がつかないのです。
それでも死亡の原因が分からない時に初めて、どちらとも除外され名付けられるのが「乳幼児突然死症候群・SIDS」なのです。
そこで重要なのが「死亡時の状況」です。
まず、乳幼児の異常を発見した時の「乳幼児の状態（環境や体勢）」が重要視されます。
上でも説明しましたが、「特別な所見が発見されない限り窒息とSIDSの区別がつかない」という事は、発見時の状況が一番大切なのです。
その状況を第一発見者が、現場検証をする担当警察官へ明確に伝え、それを解剖医へと確実に伝えなければいけません。
その事を踏まえた上で 解剖医が乳幼児の死因を判断します。その「診断」が後に重要なものになる事は、言うまでもありません。
その時の状況が、「硬い布団に仰向けで寝ており、着布団やタオル等、顔を塞ぐものは全くない」となると、解剖医は「乳幼児突然死症候群・SIDS」と診断するでしょう。
しかし逆に、「柔らかい（顔が沈む程の）布団にうつぶせで寝ており、着布団を掛け放置していた」となると、「窒息又は、窒息の可能性が高い」と判断されるでしょう。
しかし、第一発見者が、「死亡時の状況」を担当警察官や解剖医に虚偽（嘘）の報告をしていたら、その診断そのものが、間違った結果となるのです。
そして、その虚偽（嘘）の証言にて「乳幼児突然死症候群・SIDS」と診断されると、虚偽（嘘）の証言をした本人、その関係者は罪を逃れ免罪となるのです。
「乳幼児突然死症候群・SIDS」とは今、一部の関係者の間で、このように使われてしまう免罪符となる言葉なのです。
そして日本では乳幼児の突然死に司法解剖を義務付けていません。
このような曖昧な法律の上でだからこそ、SIDSという言葉を必要とする関係者がいるのかもしれません。
大人の皆さんが、ガムテープで口や鼻を塞がれたと考えて下さい。その苦しみに耐えられると思いますか？
その苦しみの中で乳幼児は何もできず亡くなっていくのです。
しかし、虚偽（嘘）の報告をした責任者は、SIDSと診断されたことにより何の罪も負わず、自分の一生を普通に生きていく事が許されてしまうのです。
「乳幼児突然死症候群・SIDS」があり得ないものだとは言いません。
同じように、お子様を亡くされた、真滉（まひろ）君のママが作られたHP、「SIDSというごみ箱の中で」でも紹介されていますが、「SIDSとは医師達の間でさえ『ごみ箱のような名前』と呼ばれているのです」。
３０数年間の研究でも解明されないSIDS…だからこそ、安易に使われてしまうのかもしれません。
これが、一部の関係者によって安易に診断されてしまう、今の「乳幼児突然死症候群・SIDS」なのです。
上記文は一部の安易な、乳幼児突然死症候群（SIDS）診断に対し問題提起しているものです。 |
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